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没落貴族の令嬢から公爵夫人となったエリン。 幸せな結婚生活を夢見ていたが、夫レイモンドには愛する恋人がおり、皇帝の命令で無理やり自分と結婚させられたことを知る。 愛のない結婚だったが、それでも精一杯公爵夫人としての務めを果たしてきたエリンに突きつけられたのは離婚書類だった。 「君とは離婚だ!泣いたって無駄だぞ…君はただ…」「ここにサインしたらよいのですね?」「何!?」 「サインしました!離婚するので持参金だけは返してください」「そんなはした金で何するつもりだ?」 9年間一切私に興味のなかった夫が尋ねた。 「デザートカフェを始めようかと!」 これからは公爵夫人ではなくエリンとして幸せに暮らすの!