たしかに私の子供です

突然の事故に遭い、デルフォード男爵家の長女･クレアに転生した私。 妹のアカデミー卒業のパーティーで、再会した学生時代の先輩エリック･クラウド公爵と酔った勢いで一線を越えてしまう。その日はお互い、過ちだったとその場をやり過ごした――。 翌朝、クレアは心身ともに傷を負い帰宅した妹エリザの姿に愕然とする。 ｢大変なものを見てしまったの｣ ｢これを知っていることが知れたら…｣ 逃げろという妹の言葉に従い、領地へと身を潜めたクレアたちだったが、なんとその夜、エリザは恋人の子を身ごもっていた。 エリザが命と引き換えに生んだのは金髪碧眼の子･エリオット。 クレアは妹のためにも、彼を自分の子として立派に育てようと決意するのだが──。 ｢私との子どもだな？｣ エリック先輩は一体何を勘違いしているの──!?